
Reform Story
リフォーム ストーリー
神奈川県の戸建てから、息子様ご家族が暮らす品川区へ。80代のご夫婦がこれからの住まいとして購入されたのは、築56年の中古マンションでした。
購入された住まいは、洗濯機置き場がバルコニーにあり、洗面台も脱衣場とは別の場所に設置されていたため、そのままでは生活に不便が生じる状態でした。
そこでフルリノベーションを前提に、限られた広さを収納や間取りの工夫で効率よく使うことをテーマに打ち合わせがスタートしました。
プランニング
計画の中心は、分散していた水まわりをまとめることと、ご夫婦それぞれの寝室を確保することでした。
個室の広さや収納の位置を調整し、洗面所とダイニングキッチンに必要なスペースを配分しています。
室内の床は段差をなくしてフラットに整え、各室の入口には引き戸を採用。玄関にも手すりを設け、日々の移動や出入りに配慮しました。
また、すべての窓サッシをカバー工法で改修し、断熱性の向上を図っています。
今回はフルスケルトンではなく、残せる部分を活かしながら施工しました。
既存部分に見られた高さや水平のばらつきは、補強・補修を行いながら調整し、新しく施工する部分との納まりを整えました。



リビングダイニング
ダイニングキッチンは、隣接する個室や収納の配置を見直し、施工前の8.4帖から9.5帖へ広げました。
ご夫婦それぞれの寝室を確保しながら、一緒に過ごす空間にも広さを持たせています。
白を基調とした壁に木目の床を合わせ、建具には落ち着いた濃い色を選びました。窓から入る光を生かし、明るく穏やかな印象に仕上げています。


各室につながる入口には引き戸を採用し、開閉に必要なスペースを抑えました。
また、築古マンション特有の大きな梁が干渉するため、レールを天井埋め込みタイプに変更し、圧迫感を軽減しました。
【商品仕様】
フローリング:DAIKEN「マイオトユカ40 メープル柄 キャメル色」
建具:Panasonic「ベリティスシリーズ ソフトウォールナット柄」
キッチン
キッチンは壁付けとし、Panasonic「Vスタイル」の幅2100mmを採用しました。
背面にはカップボードを設け、調理スペースの近くに食器や家電をまとめられるようにしています。
扉の色は洗面化粧台とそろえ、白いワークトップと組み合わせました。ダイニングから見たときにも、住まい全体になじむ仕上がりです。





【商品仕様】
システムキッチン:Panasonic「Vスタイル」(幅2100mm)
ユニットバス、洗面所
バルコニーにあった洗濯機と、キッチン横にあった洗面台を脱衣場に集約しました。
洗面・洗濯・着替えの場所をまとめることで、日々の動線を整理しています。
収納力に不安を感じていたお客様のため、壁内に埋め込み収納を設け、タオル類の収納スペースを確保しました。
手前に倒して開く棚板は、洗濯後のタオルを畳む台としても使えます。使わないときは閉じられるため、限られた空間で収納と作業スペースを兼ねられる工夫です。




浴室は、1214サイズの在来浴室から1216サイズのユニットバスへサイズアップしました。浴槽脇には手すりを設け、入浴時の動作にも配慮しています。
ユニットバスはシンプルな仕様としながら、パナソニック独自のライン照明を取り入れ、デザイン性を高めました。


【商品仕様】
ユニットバス:Panasonic「MR」(1216サイズ)
洗面化粧台:Panasonic「シーライン」(幅750mm)
埋め込み収納:EIDAI「スリムインパウダー」
トイレ
トイレはPanasonic「アラウーノV」へ交換しました。入口を引き戸に変更し、壁には横手すりを設置。出入りや立ち座りの動作に配慮しています。
工事中には、既存の換気ダクトが屋外につながっておらず、天井裏へ排気されていることが分かりました。
そこで、ユニットバスの換気扇を、浴室とトイレの2室を換気できるタイプに変更しました。
設備や内装を更新するとともに、見えない部分の不具合も改善しています。


【商品仕様】
トイレ:Panasonic「アラウーノV」
洋室
既存の和室を洋室に変更し、ご夫婦それぞれの寝室となる2つの個室を整えました。部屋の間には、どちらの部屋からも使えるクローゼットを配置しています。
収納は容量だけでなく、日々の出し入れのしやすさも重視しました。クローゼット上部の棚は、ご夫婦が使いやすい高さを慎重に検討し、少し低めに設定しています。
床や壁の色合いはダイニングキッチンとそろえ、それぞれの時間を過ごす寝室にも、住まい全体の落ち着いた雰囲気をつなげました。




【商品仕様】
フローリング:DAIKEN「マイオトユカ40 メープル柄 キャメル色」
建具:Panasonic「ベリティスシリーズ ソフトウォールナット柄」
まとめ
今回は、限られた広さの中でご夫婦それぞれの寝室を確保しながら、水まわりの集約や収納計画を工夫しました。築年数の経ったマンションということもあり、既存部分を生かしつつ段差の解消や窓サッシの改修など、これからの暮らしを見据えた施工を行っています。ご夫婦が快適に暮らせる住まいとなるよう、細かな部分まで考えてプランニングしました。
新しい住まいで、これからもお二人が安心して穏やかな毎日を過ごしていただけましたら幸いです。

















