
Reform Story
リフォーム ストーリー
ご夫婦お二人でお住まいのN様。
もともとは二世帯住宅として暮らされていましたが、お子様の独立を機に、現在はお二人での生活となりました。
「この先、100歳まで安心して住める家にしたい」そんな思いから、住まいについて改めて考え始められたそうです。
登山がお好きなご主人様は、山に家を建てることも検討されたとのこと。
しかし、建築費用や山での生活の大変さなど、現実的なご不安もあり、なかなか踏み切れずにいらっしゃいました。
一方で、ご夫婦には思い出の詰まった大切なご実家があり、「この家を残したい」というお気持ちもお持ちでした。
そんな中、リフォームであれば、コストを抑えつつご夫婦それぞれの理想を形にできると分かり、ご実家を改修するという選択をされました。
当初は「キッチンのリフォームを優先したい」とのご相談でしたが、お話を伺う中で、他の水廻りについても気になっていらっしゃるご様子でしたので、住まい全体を見直すフルリノベーションプランをご提案させていただきました。
ご提案したプランやパースを大変気に入ってくださり、最終的にフルリノベーションをご依頼いただくことに。
「家を建てたい」という夢をお持ちだった奥様と、自然を愛し、山を楽しまれるご主人様。
お二人それぞれの想いを大切にした、理想の住まいづくりがこうして始まりました。
キッチン・ダイニング
対面キッチンでお料理をするのが奥様の夢でした。
しかし、ダイニングに隣接する位置に階段があり、空間を広げることができない間取りだったため、限られたスペースの中でどのように対面キッチンを実現するかが大きな課題となりました。
そこで、何度も打ち合わせを重ねながらレイアウトを検討しました。


対面化によってダイニングスペースが狭くなる点については、キッチン前に壁を立て、カウンター式のテーブルを設けることで解決しています。
省スペースでありながら、ご夫婦お二人が並んでゆったりと食事を楽しめる空間になりました。
このカウンターテーブルは、ものづくりがお好きなご主人様の手作り。普段はカウンターとして使用し、折りたたむことで4人掛けのテーブルとしても使える仕様です。
来客時には、ご家族やご友人と一緒に食事を楽しめる、暮らしに寄り添った工夫が詰まっています。



収納量を増やしたいというご要望を受け、キッチンの背面にはカップボードを設置しました。
食器や調理器具をすべて収められる収納量を確保することで、これまで複数の食器棚に囲まれていたキッチンも、物を見せない、すっきりと整った空間へと生まれ変わっています。


キッチンに隣接し、独立した部屋として使われていたパントリーについても、今回あわせて改修を行いました。
面積自体はコンパクトになりましたが、扉を撤去しダイニングとひとつづきの空間にすることで、移動がしやすく、必要なものをスムーズに取りに行ける使い勝手の良い動線を実現しています。
また、キッチンの下がり天井とダイニングのクロスをパントリーまで連続させることで、空間に一体感と広がりを持たせました。



レンガ調のクロスやペンダントライト、無垢のフローリングなど、北欧スタイルがお好きな奥様のこだわりが随所に詰め込まれた空間に仕上がりました。
自然素材の風合いとやさしい灯りが調和し、ゆったりとした時間の流れを感じられる、あたたかみのあるインテリアとなっています
リビング
リビングは、山がお好きなご主人様のご希望をもとに、ログハウスのような雰囲気を目指しました。
壁や床には無垢のひのきを使用し、天井や襖に至るまで木目で統一。
素材選びから細部まで、木のぬくもりを感じられる空間づくりにこだわっています。

また、テレビスタンドはお部屋の雰囲気に合わせて、ご主人様が木の端材を使って手作りされたもの。
空間に自然と溶け込み、リビングのアクセントにもなっています。


ご家族やご友人、山仲間が集まるこのリビングは、ひのきの香りに包まれた、居心地の良いくつろぎの空間に仕上がりました。
浴室・洗面・トイレ
浴室は「広く、そして快適にしたい」というご要望を受け、サイズを拡張しました。
リフォーム前はタイル張りの浴室で、冬場の寒さにお悩みだったため、気密性が高く、保温性に優れたユニットバスへと交換しています。
これにより耐寒性が大きく向上し、冬でも安心して入浴できる空間に。
さらに断熱窓を採用することで、窓からの冷気を感じにくくし、より快適であたたかい浴室へと生まれ変わりました。


リフォーム前は、洗濯機を土間のパントリーに設置されていたため、脱衣所から洗濯物を持って移動する必要があり、日々の家事に手間がかかっていました。
そこで洗面脱衣所の面積を広げ、洗面台の位置を変更。
洗濯機を洗面台と横並びに設置できるスペースを確保することで、洗う・干すといった家事動線がスムーズになりました。

トイレも寒さがお悩みとのことで、床のタイルを撤去し、床断熱を行いました。
床からの冷気をしっかりと遮断することで、冬場でも足元の冷えを感じにくい空間となっています。
内装は、奥様お好みの北欧デザインのクロスを採用。
機能性だけでなく、遊び心のある明るく心地よい雰囲気に仕上がりました。


玄関・外壁・断熱窓
外壁は、骨組みからの改修が必要な状態であったため、コストを抑えつつ耐久性にも優れたガルバリウム鋼板で仕上げました。
すっきりとした外観と、メンテナンス性の高さもポイントです。

また、住まい全体の寒さ対策をご希望されていたことから、隙間が多く冷気を感じていた玄関ドアは、断熱性の高いタイプへ交換。
あわせて、水廻りや居室の窓は位置を見直し、サイズをコンパクトにした上で、最新の断熱窓を採用しました。

こうした外装・開口部の見直しにより、真冬はあたたかく、夏は涼しい、年間を通して快適に過ごせる住まいへと生まれ変わっています。
まとめ
家を建てることが夢だった奥様と、「その想いを叶えてあげたい」と考えていらっしゃったご主人様。
今回のリフォームは、ご夫婦それぞれの希望を大切に詰め込んだ、お二人だけの特別な住まいづくりとなりました。
ものづくりがお好きなご主人様は、リフォーム工事中も職人と一緒になって住まいづくりに関わってくださり、「とても楽しかった」との嬉しいお言葉もいただいています。
工事期間というと大変なイメージを持たれがちですが、その時間さえも思い出として感じていただけたことを、私たちも大変嬉しく思っております。
生まれ変わったご実家でこれから紡がれていく新しい暮らしが、笑顔あふれる毎日となりますよう心より願っております。

















