滝ノ水リノベ 西海岸の風を感じるLDK~カリフォルニア風リノベ~
今回の工事は弊社で買い取りさせていただいたマンションを改装して販売するというお話です。
名古屋市緑区の滝ノ水にあるマンションで築25年と比較的新しい物件です。
まず最終的に購入されるであろうお客様をイメージしてデザインテイスト等決めていきます。
今回の物件は、若者世代に人気な名古屋市緑区で学校もスーパーも近いという好立地!
このまま壁紙の張替えのみでも売れてしまうと思いましたが、「少しでも個性的な空間をお作りして、お客様に気に入ってもらって購入していただきたい」と考えました。
ターゲットはファミリー層で30~40歳ぐらい、少しファッション等にこだわりのあるお客様をイメージしました。
家でリラックスしてもらいたいので自然素材を使い柔らかいイメージを出しました。
また街中のマンションにいることを忘れてしまうぐらい開放感のあるビーチのような空間を目指しました。
コンセプトは「カリフォルニア風テイストの開放感のある家」という事で、白を基調に水をイメージした水色と古木調のイメージの茶色、砂浜イメージのベージュで構成しました。
神沢セルフカフェでも使用されている杉の材料に酢を使ったマニカのオリジナル液剤をしっかり塗り込んで反応させて古木調にエイジングします。
梁は飾りですがこのエイジングを使っています。
キッチンカウンターは杉の一枚板を取り寄せ塗装と穴埋めを施してあります。
通常窓の周りの木枠は塩ビシートで化粧された物を使いますが今回は天井や梁と同素材の杉を使って、白の染色塗料で仕上げています。
またTVの背面も杉の羽目板を使いヘリンボーン風な仕上げにしてあり、こちらはクリアワックスで仕上げをしているので木目がはっきり出ています。
水廻りの機器類はお値打ちな物を選択し全体予算を抑えつつ、内装ではリビングをこだわりました。
廊下も床から90cmぐらいまでは腰壁として杉の板を貼っています。
杉は比較的柔らかい素材なので傷はつきやすいですが無垢素材なら凹みやキズは味にもなります。
キズが気になる方は天井やあまり触らない壁(TVの後ろ等)にのみ施工される事をお勧めします。
また塗料によって色々な表情を出してくれるので用途や表現が様々です。
以前はこういった無垢の素材が使われることが多かったのですが、最近は安価で丈夫な手入れのしやすい石油系の素材が主に使われています。
しかし今回使用した素材には、昔の無垢ならではの楽しさや味わいがあります。
マンションは無機質なイメージが強いので天然素材の温かさをインテリアに加えてみてはいかがでしょうか?
Planner
マニカホーム