リフォーム事例

今回は題名の通り、Y様ご家族の想いがたくさん詰まった特別なストーリーです。
ご主人様の趣味の"DIY"、奥様のご希望の"広い対面キッチン"、ワンちゃんたちが走り回りたくなる"無垢の床材"をテーマに、
様々な商材を使い特別な空間を創ることができました。

初めに、奥様が日進ショールームにご来店頂き、お困りの部分やご要望、好きな色や趣味などを聞かせて頂きました。
実際に現地調査と採寸をするためご自宅にお伺いした所、元気なワンちゃんたちに出迎えてもらいました。
また、リビングに大きな一枚板のテーブルがありました。なんとそれはご主人様が木を選んでご自身で加工・塗装をされたということを聞き、最初は元大工さんなのかと思っておりました。
仕上がりから細かい作りまでプロ顔負けの技術でしたので、「元大工さんですか？」とお伺いすると「日曜大工の延長戦です」との事で、本当に驚きました。
ご主人様とは打ち合わせ中も細かい作りの話で盛り上がったり、工具や職人さん、DIYの施工方法の相談まで脱線してしまうことも。

打ち合わせでは奥様のご希望がキッチンを対面にしたいということで、I型だと通路が狭くなってしまうためL型対面キッチンをご提案させて頂きました。
キッチンはトクラスのベリー。トクラスといえば元YAMAHAのキッチンで、何より鏡面ピアノ塗装で作られる最高級扉面材。その中の奥様の好きな藍色（暗い青）を設置することができました。
L型にしたことにより収納もかなり増やすことができました。
また、対面側に手元を隠すための造作壁を作り、さらに余すことなくその造作壁内部を収納まみれにしました。
キッチン手元側の収納は、シンク前には洗剤や細かい清掃もの、作業台の前には調味料やトッピング類を仕分けして、センチ単位で利便性を追求した収納が出来上がりました。
またリビング側には細かい書類や文房具、ハサミや薬などといったリビングの小物収納をテーブルのすぐ横に確保することができました。

床には、無垢の木材「アカシア」を貼ることになりました。とても表現の強い木で硬さも申し分なく、濃い色の部分も多いのに決してお部屋が暗くはならない、明るい色味を感じられる床材です。
床材を選ぶ際には、大名古屋ビルヂングにある興亜通商のショールームに一緒にお伺いし、ご主人がピンタレストで以前から気になっていたというアカシアのフローリングなどを靴を脱いで一緒に手触り脚触りなど体感し、決めました。
今は誰よりワンちゃんたちが一番この床を気に入っていて、今まで以上に走り回っているそうです。

トイレはもともとタンクに手洗いがついていたものを、L型のタンクレス風トイレに変え手洗いを別の位置に持っていくことができました。
奥様がヨガの教室をされているため、お客様も使われるということで店舗風のハイセンスな内装に仕上がりました。
ガラスの照明が明かりを乱反射させて空間を演出してくれています。

リフォーム完了後に撮影のためお伺いした際にとてもびっくりしたのが、余ったアカシアの破材を使ってDIYでテーブルが作られておりました。
また、キッチンの造作壁のリビング側収納にはアカシアの扉が付いていました。冷蔵庫上にも収納を設けてあり、まさにプロ顔負けの作品の数々。
事前にDIYがしやすいように...と色んな箇所に下地を仕込みはしましたが、ここまでとは。
またDIYの話で盛り上がってしまいました。

家族みんなの「好き」が集まった、とてもきれいに調和した空間になりました。