Reform Story
リフォーム ストーリー
今回は、北欧の山小屋をテーマにリノベーションされたN様邸のストーリーをご紹介いたします。
もともと木材に携わるお仕事をされているN様は、ずっと心に想い描く風景がありました。
それは大好きなフィンランドで見た、ご友人の古い山小屋。

北欧は寒さが厳しい土地ですが、人々は時に厳しい自然に抗うのでなく、寄り添い、受け入れる生活を送っています。
都会に暮らしていても、自然への尊敬を忘れず、ありのままの自分たちでいられるような家に暮らしたい。そんな想いを胸に、マニカホームへご来店されたN様。
このたびのマンションのリノベーションにおいて、上記のようなN様の想い描く家をどのようにつくりあげていったのか、詳しくご紹介していきます。


リビングダイニングの壁・天井は、レッドパインの無垢材の羽目板仕上げとなっています。今は削りたての明るいライトベージュの無垢材ですが、1年、3年、10年...と年月の経過に伴い美しい色艶の変化を味わい楽しむことができます。
フローリングも通常、マンション用ですと踏んだ時に感触がふかふかするタイプを使用するのですが、より自然な肌触り・感触戸建用のフローリングを使用しています。
そのため、手間はかかりますが二重床構造にすることで遮音性を上げました。

打ち合わせの中で悩んだのは、どこまで「山小屋風」を再現するか。板のみが理想ですが、木の節が目立ちすぎてしまわないかという懸念もありました。
そこで実際に施工してしまってから後悔しないように3Dパースを作成し、より詳細なイメージ画像で施工後のお部屋を確認しながらプランニング。最終的に、部屋全面に板を貼るのではなく、梁に白いクロスを貼って空間に抜け感をもたせるご提案をいたしました。
マンションの梁を上手く活かしたデザインに仕上げられたと思います。





リスモチーフの飾りが付いたテーブルやカフェテーブル、生活を共にしているリスの住む小屋の台などはご主人様がDIYで手作りされたお手製の家具です。
自分たちで作れる物を手作りするのも、北欧のライフスタイルの一つだそう。羽目板貼りの部屋のインテリアにもぴったり馴染んでいて素敵ですね。


アースカラーの自然な色味のキッチンはLIXILのシステムキッチン・アレスタです。
天板は人工大理石のホワイトを選んでいただいたので、インテリアとあわせてお部屋全体の調和がとれました。既設のキッチンは開き戸タイプの収納でしたが、このリフォームで引き出しタイプの収納に変わったことによって収納力がぐんと上がり、お料理もしやすくなりました。


玄関では扉を開けた瞬間から木のぬくもりに包まれ、山小屋に訪れたような感覚を味わえます。大きな玄関収納を設けた他、収納横の壁に傘かけ兼コートかけを2段に取り付けたのは密かなこだわりポイントです。

ご夫婦のお悩みとして、収納が少なくどうしても物や衣服でお部屋が雑然としてしまう、という点を相談いただいていました。そこで、寝室として使われている和室には三枚扉の収納、和室の横にウォークインクローゼットを設けました。
ウォークインクローゼット内は造作棚をつくり、収納力を大きく上げています。また、和室の壁紙・建具も他の部屋と統一されており、リビングダイニングからの繋がりが感じられます。


洗面化粧台、洗面収納、ユニットバスなど水回り製品も、最新スタイルの新しい物へ取替えました。既設の設備が古い年代のものだったため、使い勝手という点においてかなり改善されています。
省スペースながらお風呂の入り口横に災害時の備蓄品などを置けるスペースも確保できています。
本物の木・無垢材にこだわってリノベーションされたN様邸をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
無垢材は柔らかいために生活の中で細かな傷が付きやすいのですが、その摩擦が木に艶を与え、独特の味わいを醸し出します。
家族の過ごした跡が、経年変化により思い出となって木に表情を与え、時が経つことが楽しみとなるお家が出来上がりました。


Planner
橋田 大希

経歴 | 名古屋デジタルアート専門学校インテリアコーディネーター学科 卒 |
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資格 | インテリアコーディネーター・福祉住環境コーディネーター2級・リビングスタイリスト2級 |
趣味 | 野球観戦 |
特技 | 規則正しい生活 |
休日 | 家族と過ごす |
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